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鳩山首相、政権半年「自分の意思、強く示したい」(産経新聞)

 鳩山由紀夫首相は16日夜、政権発足から半年を迎え「コンダクター(指揮者)自身がどこにいるのか見えないとの気持ちも理解できる。これからは、しっかりとした音色が出るプレーヤーも目指したい。即決しなきゃならないときには自分の意思を強く示したい」と述べた。首相官邸で記者団に答えた。

 ぶら下がり取材の詳報は以下の通り。

 【政権発足から半年】

 −−今日、政権交代から半年を迎えたが改めて総括を

 「はい。新政権ができて今日でちょうど半年になりました。その間、やはり、国民の皆さんが、辛抱強く政治を変えなきゃいけない。そして、政権交代で変えた。その期待感から、今は必ずしも変わってないじゃないか。特に、政治とカネの話はどうなんだと強いおしかりをいただいていると率直に反省をしています」

 「まず、政治とカネの問題に関しては、それぞれが、しっかりと説明責任を果たしていく。国民の皆さんに対して、自分の立場を、しっかりと説明をすることが、やはり、これからも丁寧に求められていくと思います」

 「一方で、これは申し上げましたけれども、やはりシステム全体のなかで、こういったことが未然に、防げるような、起きないような、たとえば、企業・団体献金の禁止とか、あるいは政治家と秘書のあり方とか、その辺に向けて、改革が求められている。これは、早急に、与野党をこえて答えを出していきたいと思います」

 「これを前提として申し上げれば、私ども、政治主導という立場をかなり明確に出して新政権発足してきたと思います。新政権としていわゆる、今審議中の予算でありますけれども、予算も、いわゆる『コンクリートから人へ』という発想のもとで、大胆に公共事業を削減する。そして、人の部分。教育とかあるいは社会保障は、極めて今までではできなかったような形でメリハリをつけることができたと思ってます。したがって、私は予算があがれば、国民の皆さんに新政権の新しい姿を、実感していただけるとは考えています」

 「いわゆる事業仕分けのようなことで、国民の皆さん、旧政権にさまざまな無駄があるんじゃないかと。政官業の癒着。こういったものを是非、すべて打ち払って欲しいという強い希望があった。それに対して、われわれは果敢に立ち向かっていることは事実です。ただ、時間的な状況のなかで、必ずしも十分でないねという思いも、国民の皆さんが持っておられるのも、これも実態だと思います」

 「さらにこの部分に関して、もっと徹底的に行動していくことが求められていく。私は、一部の議員に任せるのではなくて、民主党、あるいは連立与党全体ですけれども、すべての議員が総参加をして、この問題に対して立ち向かっていく姿というものが求められているのではないかなと。そのようなことを行いながら、いわゆる事業仕分けとか、行政刷新というものをさらに徹底化していきたいと思っています」

 「色々と、ご批判も私自身にもあることも分かっています。すなわち、コンダクターはいいけれども、必ずしも、十分なきれいな音色が出てないじゃないかとか。あるいは、コンダクター自身がどこにいるのか見えないと。そのようなお気持ちもある種理解できると思います。したがって、これからは、コンダクターではありながら、自分でもしっかりとした音色が出るような、そういうプレーヤーも目指していきたい。即決しなきゃならないときには、自分の意思を強く示して参りたい」

 「たとえば、今日も実は新しい公共。これは、国民の皆さんに、『新しい公共って何だね』と思われるかもしれません。しかし、大変大きな日本の社会の変化であって、そのためのそういった、いわゆる民間の力をもっと発揮できるようなシステムを作り上げていくために、政府がいわゆる血流をもっと活性化させなきゃいけない。その役割を果たすための、たとえば、寄付税制のあり方。税額控除はいいじゃないかというようなことをね、私の方からも主張させていただいて、これも必ずまとめるということを致していきます。必要なときに、自分の意思をもっと前面に出すことが求められていると判断をしておりますから、こういう形で新しい半年経った新政権の姿を、変化を見届けていただけるように、しつらえていきたいと思ってます」

 【高校無償化と子ども手当の法案】

 −−続いて今日、高校無償化と子ども手当の法案が、公明党も賛成して衆院を通過したが受け止めを。マニフェスト実現のためにはさらなる財源が必要となるが対応策について

 「私はまず、これは衆議院通過ですからね。これから参議院の審議が始まるわけで、参議院でもいろいろとご議論が期待されます。ただ、まず、衆議院が与党だけではなくて、野党も、公明党さん、共産党さんも、審議のなかで議論をして、最終的に賛成をしてくださったことは、色んなバラマキのような批判も一部でありましたけれども、多くの政党の皆さんが、野党であっても賛成だという方向を打ち出してくださったことは、大変ありがたいことだと感謝をしています。さらに、良いものにしていく努力が、これからも求められていくなと考えています」

 「ある意味で、民主党というか、連立与党の大変大事なマニフェスト(政権公約)の要のような政策でありましたから、その2つが衆議院を通過をしたということは、素直に喜びたいと思っています。ただ、やはり、財源がこれからも求められていく。特に、子ども手当の場合、『来年以降どうだ』という議論があります。これに対しては、われわれとしては、歳出の削減、予算の見直しと、常に申し上げておりますけれども、国民の皆さんに将来的に子供さんの手当に対して、子供に将来の負担が増えるみたいな話に陥っちゃいけないと思っていますから、徹底的に歳出の削減、予算の見直しのような議論をしていきながら、財源を見いだしていきたいと考えています」

=(2)に続く

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